迷ひ鬼
目の覚めるような新緑であった。
仁和寺の住持も兼ねている寛朝僧正を訪ねて、寺を訪れた博雅は、一面瑞々しい緑に覆われた、寺の背後の山々を見上げた。
空はよく晴れて、心地よい風が吹き抜けてゆく。
「気持ちのよい季節になりましたなあ」
傍らの寛朝に声をかけると、寛朝はにこやかにうなずいてから、ふっと眉間を曇らせた。
「何かお困りのことでも?」
問われて、寛朝はうなずいた。
「博雅どのもお聞き及びのことかもしれませぬが、最近、この寺の近くで、たちの悪い妖しのようなものが出没して、人を襲うのです。」
「おお」
博雅も噂だけは聞いていた。
仁和寺の山門を下ってから、双ヶ岡に沿って東へ向かう道の途中に、夜な夜な奇妙な妖しが現われる。
通りすがる人があると、これに襲いかかり、それはひどい乱暴をするのである。
襲われた者の話によると、身の丈は大人くらい、人とも猿ともつかぬ姿をし、髪はぼうぼう、ぼろぼろの水干のような物をまとい、口には鋭い牙が生えているという。
通りかかる人があると、突然物陰から飛び出して掴まえて、引きずり倒し、もの凄い力で殴りつけたり、あちこち噛み付いたりする。
並みの者がとてもかなう力ではなく、襲われた者は半死半生の目に遭わされるのだ。
殺して喰ったりするわけでもなく、何故そんな乱暴を働くのかが分からない。
しかも、二人以上で連れ立って歩く者、馬に乗っている者や犬を連れている者などは襲われない。
一人歩きの者ばかりが狙われる。
また、腕自慢の大男などが出かけていって手ぐすねをひいて待ち構えていても、現われない。
「ですから、寺の者たちにも、夜、その辺りを出歩くような時には、必ず二人以上でゆけ、と申しておいたのですが・・・」
つい先日、寺に仕える稚児の一人が、太秦の近くに住む親もとから戻る折り、思ったより帰りが遅くなってしまい、寺に着く前に暗くなってしまった。
「暗くなっても戻らない稚児がいる、と言うので、すぐに若い僧を二人迎えにやったところ・・・」
案の定、件んの場所で稚児の悲鳴が聞こえたので、慌てて駆けつけてみると、何かがうつ伏せに倒れた稚児の上に馬乗りになって、その髪を引っ張っている。
そして、僧たちが大声を上げて走り寄ると、さっと姿を消した。
稚児は、ひどく殴られ、あちこち噛み付かれて血だらけになっており、すぐ寺に運んで介抱すると、命に関わるようなことはなかったが、余りに恐ろしい思いをしたため、寝込んでしまっているという。
「それは気の毒に・・・」
博雅は眉を顰めた。
「いずれ、手を打たねばならぬとは思うておったのですが・・・。あるいは、妖しなどではなく、たちの悪い人の仕業やもしれぬので、検非違使庁とも話し合っておるところなのですよ」
寛朝は首を振った。
日が傾く頃、博雅は寺を辞した。
寛朝は、妖し騒ぎのこともあり、寺に泊まってゆくよう勧めたが、博雅は、次の日朝早くに出仕しなければならぬこともあり、車で来ているし、実忠をはじめ幾人かの伴を連れているので、そのまま帰ることにした。
それでも、双ヶ岡に沿ってゆく道は避けることにする。
日の暮れかかった中、ガタゴトと車に揺られていた博雅は、ふと何かの気配を感じた。
見ると、いつのまにか目の前に一匹の小さな黒い猫が、ちんまりと座っている。
―どこかで・・・
と思うより先に、博雅は、その猫が笛袋を口に咥えているのに気づいた。
慌てて、懐に手を入れると、
「・・・ない!」
笛袋に納めて入れておいたはずの葉二がなかった。
「おまえ!」
博雅が手を伸ばして取り返そうとするより早く、猫はさっと身を翻し、笛袋を咥えたまま前の簾をくぐって外に飛び出してしまった。
「おい!」
博雅は腰を浮かせ、
「車を止めてくれ!」
と命じた。
ガタン、と車は止まり、
「いかがなされました」
実忠が声をかけるより先に、博雅は車を飛び降りて辺りを見回した。
薄暗い夕闇の中で、先ほどの黒猫が二十歩ほど先のところで、こちらを振り返っているのが見える。
「すぐに戻る!」
博雅は言い置いて、
「殿さま!」
「お待ち下さい!」
慌てて伴の者たちが声をかけるのにも構わず、黒猫を追って走っていってしまった。
文机に向かって書き物をしていた晴明は、ふと何かに気づいて手を止めた。
日は既に落ちて辺りは暗く、灯台に灯りが入っている。
筆を置き、すっと立ち上がって、簀子へゆくと、
「おお晴明、急にすまぬな」
いつのまにやら、ここにも灯りが入っており、賀茂保憲が座していた。
晴明は、立ったまま、
「如何がなされました」
「まあ、座れ。ちとややこしい話だ」
晴明は腰を下ろすと、
「ややこしい話ならば、酒を用意させましょうか」
「おお、そうしてくれるか」
保憲が頷いたので、手を叩いて蜜虫を呼んだ。
保憲は、蜜虫が酌をした酒をうまそうに干してから、切り出した。
「実はな、うちのクロが見えなくなったのだ」
「クロ?」
思わず聞き返してから、晴明はすぐに保憲の肩に何もいないことに気づいた。
「ああ、猫又のことですか」
「おお」
「それが、何か・・・」
迷い猫探しなど押し付けられるのではあるまいな、と少し警戒しながら晴明が問い返すと、
「何、いなくなったわけというのは、大体見当がついておるのだよ」
「はあ」
「あれはもともとさる公達の北の方の屋敷で飼われていた猫でな、ことのその屋敷の幼い若ぎみに可愛がれておったのだ」
「そうですか」
「ところが、その若ぎみが五つになるかならぬうちに、流行病であっけなく死んでしまったのだよ」
「はあ」
「父母は一人しかいない子でもあったので、大変な悲しみようでな。亡き子を思い出して辛いから、と言うて、飼い猫を山に捨ててしもうたのだ」
「おやおや」
親の気持ちもわからぬでもないが、猫の身としてみれば、迷惑至極な話である。
「で、それが長い間山野を徘徊するうち、猫又と化し、田畑を荒らしたり、赤子をさらって喰ってしもうたりして、近在の者が大変な迷惑をしたのでな」
当時存命であった賀茂忠行のもとに何とかせよ、とのお達しがあり、他に手のかかる仕事を抱えていた忠行は、息子の保憲を代わりに差し向けたのであった。
保憲は、如何なる手を使ったか、とにかく見事に猫又を手なづけてしまった。
その辺りのいきさつは晴明も覚えていた。
「・・・確か、忠行さまには猫又は退治した、とご報告しておいて、保憲さまがご自分の式にしてしまわれたのでしたな」
「忠行は猫嫌いであったからなあ」
保憲は涼しい顔で、言い訳にもならぬようなことを言い、突然話題を変えた。
「ところで、晴明。おぬし、双ヶ岡の妖しのこと、耳にしておるか」
「はい。通行人を無闇矢鱈に殴ったり、噛んだりするという、ずい分乱暴な鬼だとか」
「その妖しを何とかしてくれ、という話が、どういったいきさつか、おれの方へ回ってきたのだよ。」
「ほう」
「そうでなければ、そのうち仁和寺辺りから博雅さまを通して、おぬしのところに持ち込まれた話であったろうに。だから、本来はおぬしの仕事だ」
「・・・そうでしょうか」
「それで、話を持ってきたのは、あの辺りに屋敷を持っている、さる公達で、今日の朝のことなのだが、使いの者の話を聞くと、どうやら、うちのクロの元の飼い主に関わりがありそうなのだよ」
「と、言われますと・・・」
「クロのもとの飼い主の屋敷、というのが、ちょうどあの辺りであったのだが、若ぎみが死んでからほどなくして、火事で焼けてしもうたのだ。父母もその時の火事で死んでしまってな、今は茫々とした荒地になっておる」
「なるほど」
晴明は頷いた。
「かの妖しが姿を現すのは、その屋敷跡の辺りなのですね」
「そうだ」
保憲も最初は気づかなかったのだが、一緒に話を聞いていた猫又が、客が帰った後、ふ、と姿を消したため、ぴんと来たのだと言う。
「あれは、妖しが元の飼い主と関わりがあると感づいて、そこへ行ったに相違ないのだ。・・・で、今からそこへゆこうと思うのだが」
「わたくしも共に来い、とおっしゃるのですね」
「そうだ。本来ならばおまえのところにゆくはずであった仕事だからな。せめて手伝え」
「はあ・・・」
晴明が何とも気の入らない返事をしたところへ、ふわりと蜜虫が現われた。
「藤原実忠さまがお見えです」
「ほう」
晴明は軽く目を見開いた。
「すぐお通ししなさい」
「あい」
蜜虫は一礼して、ふわりと姿を消した。
すぐに実忠は、庭先に回ってきた。
「実忠どの」
ひどく蒼ざめた顔をしているので、晴明はすうっと眉を顰め、
「いかがなされた。・・・博雅さまに何か・・・」
「はい」
実忠は頷いて、博雅が仁和寺の帰途、突然車を下りたかと思うと、小さな黒い猫のような生き物の後を追って、姿を消してしまったことを手短かに語った。
「・・・黒い猫?」
晴明は首をめぐらせて、ちらりと保憲を見やった。
保憲は首を竦めてみせた。
「我らも後をお追いしたのですが、暗くなりかけていたこともあって、殿さまを見失ってしまいました。・・・で、あの辺りには暗くなると恐ろしい妖しが出る、とお寺でも聞いたばかりにて、これは早く晴明さまのお手をお借りした方がよいかと思い、他の者が殿さまを探しておる間に、わたくしが急ぎこちらへ・・・」
「それは賢明であった」
晴明は頷いて、
「疾くゆこう、案内を頼む」
「はい」
「おれもゆこう」
保憲が口を挟んだ。
晴明はじろりと兄弟子をにらんだ。
「・・・よもや、わたくしを引っ張り出すために、保憲さまが仕組まれたのではありますまいな」
「ばかな」
保憲はまた首を竦めた。
「おれも、そこまでは命知らずではないぞ。・・・クロにも何ぞ考えがあってのことであろうよ」
「猫又の考えですか」
晴明は眉を顰めたが、
「とにかくゆきましょう」
すっと立ち上がった。
夢中で駆けていた博雅は、すっかり日が落ちて、辺りが暗くなってしまっているのに気づいて、足を止めた。
「・・・ここは・・・」
暗闇に目が慣れてくると、草が茫々に生い茂った、何やらうら寂しい場所である。
「あの猫は、どこへ行ってしまったのだ?」
何分、黒い猫のことである。闇に紛れてしまうと如何んともしようがない。
すると、
「にゃあ」
と鳴く声がして、金色に光る眼がとことこと博雅の前に現われた。
目を凝らして、ようやく件んの黒猫らしいとわかる。
博雅は、ほっとしながらも、顔を顰めて、
「こら、猫どの。いたずらにしても度が過ぎるではないか。・・・さあ、笛を返して給れ」
腰を屈めて片手を差し出すと、猫は案外素直に口に咥えた笛袋を博雅の手の上に下ろした。
博雅が安堵の吐息をついて、笛を懐にしまおうとして瞬間、
ギャアアアアアア
異様な叫び声がしたかと思うと、脇合いから飛び出してきた何者かに、博雅は手荒く突き飛ばされた。
笛袋が手から飛んで、草むらに転がる。
「な・・・!」
仰向けに倒れて起き上がろうとするより先に、それは博雅の上にのしかかって、カアと大きく口を開いた。
そのまま、顔に噛み付こうとするので、咄嗟に左腕で顔を庇う。
鋭い牙が、その腕に突き立てられようとした時、
ふぎゃあ
先ほどの黒猫が、物凄い勢いで妖しに頭からぶつかってきた。
妖しは、小さな猫に体当たりされたとは思えぬほど、呆気なく博雅の体の上から吹っ飛ばされる。
博雅が起き上がると、黒猫はこれを守るように妖し対峙していた。
そこで初めて、博雅は猫の尾が二つに分かれていることに気づいた。
妖しの方を見ると、身の丈は大人ほど、髪はぼうぼう、ぼろぼろの衣を纏っている。
確かに、昼間仁和寺で話題にのぼった妖しに相違ない。
しかし、妖しは何故かそれ以上は手出しをしてこなかった。
立ち尽くしたまま、小さな黒猫のことをじっと見ているようである。
黒猫も、細い可愛い声でにゃあ、と幾度か鳴いた。
すると、
「おお」
博雅は、思わず声を上げた。
妖しの体から柔らかな光が放たれたかと思うと、体がすうと縮み始めた。
そして、ぼうぼうだった髪はきちんと梳られてみずらに結われた童髪に、ぼろぼろの衣は真新しい山吹色の水干に、灰色に干乾びた皮膚は白くふっくらとした肌へと変じ、いつの間にか五つばかりの可愛らしい男童の姿になっていた。
それから、
「ぬばたま!」
小さな両腕をさしのべると、黒猫は嬉しそうににゃあと鳴き、その腕の中に飛び込んだ。
「ぬばたま、ぬばたま」
嬉しそうに笑い声をたてて頬ずりしてくるのへ、黒猫もゴロゴロを喉を鳴らして応えている。
最初は、目を丸くしていた博雅も、童と小さな猫の戯れる様子に、ふうっと和らいだ笑顔になった。
それから、2、3歩歩み寄ると、少し腰を屈めてから声をかけた。
「坊はいずれの童ぞ?」
童は、可愛い目を軽く見張って博雅を見た。
その優しい表情に安心した様子になって、
「坊のおうちはここなの」
「ここ?」
博雅は怪訝そうに問い返すと、童はこくんと頷いた。
「そう」
「だが、ここにはおうちも何もないぞ」
「うん」
童は泣き出しそうな顔になって、
「ぼうぼうと燃えてなくなってしまったの。ととさまもかかさまもいなくなってしまったの。誰も坊のところに来てくれないの」
話すうちにぽろぽろと涙が頬を零れ落ちた。
「おお、すまぬ。辛きことを思い出させてしまったな」
博雅は、懐から手巾を出して童の涙を拭ってやり、優しく頭を撫でてやった。
内心、合点がいった。
幼くして死んでしまった童が、すぐに家族の者た散り散りになったか、死に絶えてしまったかで、十分に弔ってもらうことができぬうち、寂しさの余り妖しと化したものに違いなかった。
通行人をむちゃくちゃに殴ったり、噛んだりする、というのも、強そうな相手には怖がって向かってこない、というのも、人の童が駄々をこねたりする様を思えば、得心がゆく。
「その猫は、坊の猫なのかな?」
童の腕で心地よさ下に目を細める黒猫に目をやって尋ねると、童は頷いた。
「ぬばたまは坊の友だちなの」
「そうか」
博雅は、そっと手を伸ばして猫の頭を撫でてやった。
すると、黒猫は不意に童の腕からぽんと飛び降りた。
「あ・・・!」
童が驚いて、小さく叫び声をあげる。
猫は、近くの草むらに駆けてゆき、何かを咥えて戻ってきた。
「おお」
葉二の入った笛袋である。
黒猫は、博雅の前に立つと、金色の目でじいっと見上げた。
「すまぬな」
博雅が笛袋を受け取ると、猫又は再びぽんと童の腕に飛び上がった。
童が嬉しそうに頬ずりする。
それから、ふと、笛を懐に収めようとしている博雅を見て、
「お殿さまは笛がお上手なの?」
と訪ねた。
「いや、上手いかどうかはわからぬが、笛を吹くのは好きであるよ」
博雅が答えると、童は目を見はって、
「聴きたいな。何か吹いてちょうだい」
と、可愛い声でねだった。
博雅は微笑して、
「坊は笛が好きなのかな?」
童ははっきりした声で、
「好き」
と言った。
「ととさまはお笛がとても上手だったの。ははさまのお琴とよく合わせて吹いていたのよ。」
「そうか」
博雅は笛を取り出して、
「ならば、何か吹いてあげよう」
「ほんと?」
童の顔がぱっと明るくなった。
博雅は、優しく頷いて、笛を唇にあてた。
すうっと息を吹き込むと、何とも言えぬ、ぬくもりのある音色が流れ出る。
父か母のように、童を抱きしめ、慰め、慈しんでいるかのようである。
黒猫を抱きしめ、じいっと聴き入っていた童の頬を、やがてぽろりぽろりと涙が零れ落ち始めた。
可愛い目を大きく見はって、ぽろぽろと涙を零しながら、博雅の笛を聴いている。
そして、
博雅は思わず目の見はった。
童の体が再び柔らかな光を放った。
溢れ出す光の中で、童の姿は少しずつ薄れてゆき、やがて消えていった。
光が薄れた後の草むらには、ちんまりと黒い猫が座しているばかりであった。
博雅を見上げると、か細い声でみゃあと鳴いた。
礼を言っているかのようであった。
・・・そこまでの成り行きを、近くの薮かげからじっと伺っている者たちがあった。
保憲と晴明である。
猫又の残した気の跡を辿って、この場にやって来ていたのである。
あたかも、妖しが博雅に襲い掛かったところであって、一瞬早く猫又が妖しに飛び掛らねば、晴明が飛び出していたところであったが、
「頼むから、この場はうちのクロに任せてやってくれ」
保憲が晴明の肩を掴んで頼むので、渋々共にこのように薮の中に潜んでいるのである。
どうやらうまい具合に収まりそうなので、
「我らの出る幕がないではないか」
保憲が満足げに呟くのに、晴明は憮然として、
「保憲さまが初めからお出ましになれば、あのように博雅さままで危うい目に遭わせることもなかったでしょうよ」
と返した。
「なに、あの手の妖しには、下手な呪など仕掛けるよりも、博雅さまのお笛を聴かせるが数十倍もよいのだ、というのは、誰よりもおぬしが一番よくわかっていることであろうに」
保憲は涼しい顔で言い、
「さて、うちの猫を連れて帰るとするか」
と腰を上げた。
「ぬしも早く博雅さまをお連れせぬと、高雄辺りの山の神に浚われてしまうぞ。あの笛の音が気に入られてな」
「・・・」
晴明は聞こえない振りをし、薮かげから二人の陰陽師が現われたので目を丸くしている博雅に、足早に歩み寄った。
保憲の肩に飛び乗った猫又が、至極満足そうに、にゃあと鳴いた。
結
引っ張った割には、ひねりのない話で申し訳ありませぬ。(-_-;)
かなり無理やりでしたが、リクは消化しきれているでしょうか?(冷汗)
保憲さまと猫又の過去話でっち上げてしまったし・・・。
そのうち、原作に出てきてしまったら、御免なさい。
(追記)原作に猫又の名前が「沙門」だと出てくる前に書きました。(滝汗)